西大路御池を北東に上った住宅街の中にひっそりと佇む和食屋さんです。
店内は、骨董品や民芸品がディスプレイされ、舞妓さんの絵が飾られていて、
京都らしさを感じることのできるお店です。
お出迎えも"おこしやす"。照明も落ち着いた感じで、ゆっくりと過ごせます。
カウンターには、大きな器に、ずらっと新鮮な野菜やおばんざいが並べられています。
ようしんさんのこだわりは、野菜です。
京都上賀茂と美山の農家さん、2軒から直接買っています。
野菜というのは、鮮度が本当に大事。
朝採れた物を夜に出しているけれども、市販されている野菜と全く違って、
ご主人の杉岡さんも驚いたそうです。
二箇所で野菜を仕入れるのには、訳があります。
それぞれに個性があり、美味しいのです。
上賀茂の畑は、土作りを丁寧に行っているので、とても甘みがつよく、
美山の野菜は、おじいさん、おばあさんが個人で昔から作っている自家用の野菜なので、
青臭いけれど、野菜本来の味、香りが強いそうです。
今のおすすめは、いいぢく、こいも、秋茄子、しいたけ(美山産)、すぐき菜(上賀茂産)です。
調理法はシンプルなものが多いのですが、そのほうが野菜のうまみを味わえるそうです。
特に焼き物がおすすめで、すべて炭火で焼いています。
夏には、夏のもの。冬には冬のもの。旬をとても大事にしています。
ようしんさんでは、久在屋の豆乳、はんなりもめん、油揚げを使用していただいています。
とても気さくで明るい店主さんです。
お料理ももちろんですが、人に喜んでもらいたい!という気持ちが、
スタッフの接客やお店の雰囲気から伝わってきます。
9月29日にはお食事会を一緒にさせていただきました。
ありがとうございました。
皆様も是非一度、行ってみてください(^^)
取材・写真・文:船見 美月