Vol.5 ばくばくの花路

〒605-0078 京都市東山区花見小路富永町西入ル
075-533-1872
18:00~翌3:00(LO:2:00)(祝日:18:00~23:00)
日曜日(祝日の場合翌日)
http://baku-baku.net/hanaji/

今回は、ばくばくの花路さんです。
祇園・花見小路を一筋上って、西に入るとすぐ、やわらかいひかりが出迎えてくれます。
階段を下りて、地下に入ると、そこがばくばくの花路さんです。
スタッフの皆さんは、とっても明るく元気で、
祇園にあるお店ですが、かしこまった感じでなく、気軽に使えるお店です。

メニューの価格は、お手軽なものから、少し値の張るものまで幅が広いので、
どんなシチュエーションでも☆

店長の岡本さんは、20代、30代の1人暮らしの若い人に
「手作りの温かいものを食べてほしい、素材の持っている旨みを知ってほしい」
というすごい情熱とこだわりを持っておられます。

そして、そのものの持っている味を最大限生かすために、
あまり手を加えずに料理を提供しています。

さらに驚きは、ほとんど仕込みをせず、注文が入ってから作り始める(出汁は最初からとって、野菜は皮からむく)そうです!

「その方が美味しいやん。」 さらっと、おっしゃったのが印象的でした。

一番のこだわりは、魚と野菜。
魚は、市場経由ではなく、漁港から直接仕入れている魚屋さんに毎朝配達してもらっています。
生きたまま泳がせてもってくるので、もちろん新鮮!主に三重県伊勢の漁港からやってきます。
なぜ、伊勢の港かというと、他の港に比べ、 水質がきれいで、魚の状態が良いからです。

野菜は、主に大原で行われている朝市で仕入れています。
無農薬で野菜の持っている旨みが違います。今は野菜を使ったスープがおすすめです。

居酒屋でスープ?と、不思議な感じがしますが、
素材の味がわかるあたたかいものを食べてほしいという、
ばくばくさんの思いがたっぷりこもったメニューです。

週変わりにになりますので、何のスープかはその日のお楽しみ☆
今週は、コーンスープでした。コーンと玉ねぎの甘みにほっとする1杯です。

あまりお酒は飲めないけど、美味しいご飯が食べたいという方におすすめです。

久在屋の商品を使った料理は・・・通常メニューには書いてありません。
毎日変わるおすすめのおばんざいメニューにのっています。
久在屋に豆腐を買いに来て、今日は何にしようかな?とメニューを考えるそうです。

((この日のメニュー))
◎ごま豆腐のてんぷら 580円
ごま豆腐に厚めに衣をつけて、揚げたもの。お塩とわさびでいただきます。
外のふわっとした食感とごま豆腐のとろっとしたなめらかさがくせになります。
◎炒り豆腐 480円
久在衛門の「はんなりもめん」を使用。まろやかな豆腐の中に、しゃきっと根菜が入っていて、
面白い食感が楽しめます。しょうがも味のアクセントになっています。

店長さんに質問タイム!!

"ばくばく"の由来は?
オーナーが、マレーシアに行った時、マレーバクを見て、「バクかあ・・・。バクバク? ばくばく、いいじゃん!」と思い、ばくばくに。
「ばくばく」という言葉には、「ばくばく食べて」という食を連想させる響きがあるから。
久在屋との出会いは?
もともと久在屋の前に使っていたのは、名古屋の豆腐屋さん。
「なぜ、京都の店なのに、京都の豆腐を使わないのか?」「あえて名古屋から取り寄せるまで、京都の豆腐の味を知っているのか?」という疑問から、「京都の豆腐を食べてみよう!」と言うことになった。
何十軒かの豆腐を買ってきて、名前を伏せて、味を見て、一番美味しいと言う意見が多かったのが久在屋だった。


久在屋に一言お願いします!
久在屋さんのこだわりをもっと知りたいので、大豆や大豆農家、製造工程の情報をもっとほしい。
勉強会のようなものがあったら嬉しいです。

取材を終えて・・・

店長さんの途切れないお話に若干圧倒されながら、
楽しく取材させていただきました。 久在屋に対しても、率直に意見や提案をしていただいて、
本当に勉強になりました。ありがとうございました。

取材・写真・文:船見 美月

Copyright © 2006-2013 Kuzaya Co.,Ltd. All Rights Reserved.